逆に子どもが成長しにくい親ってどんな人?
そんな悩みを解決します
この記事を書いたひと
小学生にサッカーを教えるときには当然ですが保護者の方とも近い距離で関わらせていただきます
そのなかで子どものサッカー選手としての成長と親の性格や振舞いに関係があることに気が付きました
そこで今回は現役コーチの僕が感じる「サッカーが上手い子の親」の特徴を紹介します
子育ては家庭環境などで変わるので、これが絶対というわけではありません
ですが、あなたがお子さんと接するときのヒントになるはずです
あなたが成長することでお子さんの成長速度もグングン上がっていきますよ
それではいきましょう
サッカーが上手い子の親の7つの共通点
今回は僕が感じた子どもの成長の原動力になってるような保護者の方々の特徴を7つ紹介します
7つの共通点
- 自分自身もサッカーについて知ろうとしている
- 子どものためのお金を惜しまない
- 自分の子どもだけでなくチーム全体を見てる
- 子どもに期待をかけすぎてない
- 1人の人間として子どもと接している
- コーチと適度なコミュニケーションをとっている
- 良いところは褒める。ダメなところは怒る
自分自身もサッカーについて知ろうとしている
自分自身もサッカーについて知っている親御さんは相談の内容も的確なのでアドバイスがしやすいです
もしあなたがサッカーについて何も分からないなら少しずつでいいので勉強しましょう
勉強といっても難しいことはありません
最低限このあたりは覚えておくといいですよ
- ポジション名
- オフサイドなど基本的なルール
- 必要な道具
- 中学生以降どんな進路があるのか
サッカーについて知るとどんなメリットがあるの?
もしあなたが何か新しいことを始めるとしてどちらが心強いですか?
旦那さん(奥さん)がそのことについて
①詳しい
②全く知らない
①の方が頼りになりますよね
サッカーをしている子どもも一緒
あなたが少しでもサッカーについて知っていた方が心強い存在になれますよ
あなたがサッカーを知るメリット
・親子でサッカーの話ができる
・子どもの悩みを理解しやすくなる
・コーチとの会話が円滑になる
子どものためのお金を惜しまない
上手い子の親御さんは「必要なところにはお金を使う」人が多いです
ただ、これは「お金がかかるクラブチームに行け!」と言ってるわけではありません
子どもの成長に必要なこと、例えばこんなところにお金を使っているようです
- ボールや靴
(買った靴が足に合ってなかったらすぐに買い替える。高いのじゃなくてOK) - 練習用具を買う(マーカー、ラダーなど)
- チームとは別のサッカースクールに行く
(本人が行きたいと言ったら) - スタジアムに試合を観に行く
- DAZNに入会する など
家計の問題もあると思いますが、お金を使って色々な経験をしている子はサッカーに限らず成長してるポイントが多い印象があります
自分の子どもだけでなくチーム全体を見てる
小学生の親御さんにありがちなのが「うちの子が1番!」になってしまうこと
他人であるコーチから見ても子供は可愛いです
自分の子供なら可愛すぎてそうなっちゃうのも気持ちは分かります
ですが、お子さんのためにはチームとして他の子も一緒に成長できるようにサポートしてあげましょう
チーム全体を見るって?
- 試合で頑張ってた子を褒めてあげる
- 適度な距離間で色んな子とコミュニケーションをとる
- 送り迎えの車に同じ方向の子を乗せてあげる
少しの行動がチーム全体のプラスになります
チームが成長すればお子さんも成長できますよ!
自己犠牲はダメ
「チームのため」とはいえ自己犠牲の精神は子どもの成長に必要ありません
例)GKがいないから背の高い子がチームのために我慢してGKに転身する(本人の意思なし)
子どもに期待をかけすぎてない
上手い子の親御さんは成長のペースは人それぞれだと分かっていて、過度な期待をしてる人が少ないです
子どもに必要以上の期待をかけるのはマイナスになってしまいます
よくあるパターンが「親がサッカーをやってたから子供にもサッカーをさせている」こと
ほとんどの人は自分が小学生時代にどのくらいサッカーが出来たかなんて覚えてません
なので、中高生のときの感覚で小学生のお子さんもできると思ってしまって期待感が膨らんでしまいます
「俺の夢をお前に託す!」
マンガでよくあるプロになりたかったお父さんが子供に夢を託すというやつですね
これも子供からしたら大迷惑なのでやめましょう
お子さんの夢は本人の意思を大切にしてあげてください
想像よりもお子さんの成長ペースがゆっくりでも、あなたの期待感が大きすぎただけで子供は努力してるので怒らないでくださいね
1人の人間として子どもと接している
この2つのタイプだとどちらの方が成長しやすいと思いますか?
- 子どもはまだ子ども。親の意見が正しい!
- 子どもも1人の人間。意見を大切にする
後者のように子供の意見を大切にしてる家庭の方が人間的にもサッカー選手としても成長が速い印象があります
- 本当にサッカーをしたい?
- 移籍や進路
- サッカー以外の習い事 など
大事な決断をするときは本人の意思もしっかり聞くことで考える力が身につきますよ
ただ、1人で決めるのは難しい部分もあるので、意見を尊重しながら相談にのってあげてくださいね!
コーチと適度なコミュニケーションをとっている
上手い子の親御さんはコーチのことを信頼してコミュニケーションをとってくれる方が多いです
僕はまだ22歳で子育てはしたことがありません
そんな僕にも相談して学ぼうとする姿勢こそが子どもの成長につながるのだなと実感しています
コーチとどんな話をすればいい?
・指導について疑問に思ったことは聞きに行く
→モヤモヤを抱えたままだと不信感につながる
・サッカーや進路のことを相談する
・世間話もOK!
コーチとコミュニケーションをとらないと・・・(体験談)
以前受け持っていた子の親御さんがサッカーが大好きで、その子に対しても積極的にアドバイスをしていました
ただ、そのアドバイスがチームで教えてることと違っていて、その子はどちらを信用すればいいのか悩んでいたそうです
コーチとしては指導方針や意図を伝えて協力して育成していきたかったのですが、なかなか顔を合わせられることもなく・・・
結局その子は毎日一緒にいるお父さんの意見を優先するようにし、コーチのアドバイスを一切聞かなくなりました
その結果
進路もお父さんが決めたクラブチームへ行き、2ヶ月も立たずに退団
サッカー大好きな家庭だったはずがサッカーから離れることになってしまいました
コーチとして力不足だったのもありますが、この体験でコーチと親とのコミュニケーションの重要性を改めて感じました
良いところは褒める。ダメなところは怒る
親御さんの特徴を4タイプに分けて、どれが子どもの成長につながるか考えてみましょう
- 褒めと怒りを上手く使い分けてる方
- 褒めるばかりでダメなところは怒らない方
- 全く褒めないで怒ってばかりな方
- 褒めないし怒らない無関心な方
褒めることによってゲームの成績が上がったという研究結果もあるほど「褒めて伸ばす」ことの重要性が注目されています
頑張ったところや良かったところは積極的に褒めてあげましょう!
褒めるだけでいい?
忘れてはいけないのは「ダメなところは怒ること」
例えば友達とケンカして殴ってしまったときなどは、お子さんの成長のために怒ることも大切です
ただ、感情的になるのはNG
しっかりと「何でダメなのか」を教えてあげましょう
「褒める」と「怒る」を上手く使い分けることでサッカー選手としてだけでなく、人としても成長しますよ!
特別な育児法よりもまずはあなた自身の言動を変えてみましょう!
サッカーが上手い子の親の特徴を7つ紹介しました!
最後に復習!
- 自分自身もサッカーについて知ろうとしている
- 子どものためのお金を惜しまない
- 自分の子どもだけでなくチーム全体を見てる
- 子どもに期待をかけすぎてない
- 1人の人間として子どもと接している
- コーチと適度なコミュニケーションをとっている
- 良いところは褒める。ダメなところは怒る
僕が接してきた親御さんは特別なことよりも自分の行動を少しずつ変える努力をしている方が多い印象です
あなたの少しの行動がお子さんの大きな成長につながりますよ!
最後になりますが僕はサッカーコーチとして、1人の人間として、子供を育てる方々を尊敬しています
今後も一緒に子どもにとって良い環境を作っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!