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結論を言うとサッカーでの左利きは「直さなくてOK」
むしろ「直さないでください」
なぜならサッカーでは「左利きは有利」とも言われているから
この記事の内容
- 左利きの3つのメリット
- 右足は練習した方がいい?
- ポジションごとの左利きのメリット・デメリット
- 参考になる左利きのスター選手
この記事では左利きのサッカー選手にどんなメリットがあるのかを紹介するので、お子さんにアドバイスするときの参考にしてみてくださいね
「サッカーを全く知らない!」というあなたにも分かるように、サッカー用語はなるべく使わずに解説するので安心してください!
左利きの3つのメリット
まずはサッカーにおける左利きのメリットを紹介します
- 希少価値がある
- 天才型が多い
- 相手選手が左利きの対応に慣れてない
希少価値がある
右利きと左利きの割合は9:1という研究結果があるほど左利きは珍しいので、チームでも重宝されることが多いです
(参考:阪南大学 利き手に関する基礎研究)
珍しいということはそれだけで1つの武器になるということ
プロチームでは新しく就任した監督が数億円かけて「左利きの選手」を獲得することもあります
左利きは希少価値があるというだけでも大きなメリットになりますよ
天才型が多い
左利きは「天才型」とも言われていて、ナポレオンやピカソなどの偉人にも左利きが多いことが分かっています
左利き、即ち右脳が発達している人は空間認識の得意なスポーツや美術、音楽、数学などに能力を発揮している人が多い
(引用:一般社団法人 小郡三井医師会)
もちろん全員が天才とは言えませんが、左利きのお子さんも「天才型」の可能性があるかもしれません
相手選手が左利きの対応に慣れてない
左利きが珍しいということは相手も左利きの選手に慣れていないということ
サッカーでは相手によってプレーを変えることも多く、右利きと左利きでは違う対応が必要です
しかし、ほとんどのチームでは右利きの方が多いので、右利きへの対応の仕方に慣れてしまいます
そのため、試合で相手チームに左利きがいたときに対応の仕方が分からなくて苦戦することも・・・
逆に言えば左利きのお子さんは相手の弱点を突きやすいチームの大きな武器になるということです
ココがポイント
左利きのお子さんがチームにいるだけで仲間たちは日頃から左利きへの対応の練習が出来るというメリットも!
右足は練習した方がいい?
左利きでも右足は「蹴れないよりは蹴れた方がいい」です
プロ選手にも左足はズバ向けて上手いのに右足はそうでもない人もいます
- 左足を極めた選手
- 左利き独特のプレーもできるけど右足も得意な選手
どちらもいるので、お子さんがどんな選手になりたいかによって右足の練習量は調整しましょう
ただ、「チャンスの時に右足でシュート出来ない」「右足で触るのを極端に嫌がる」選手は試合でも活躍できません
最低でも右足が弱点にならないくらいには練習しておきましょう
ポジションごとの左利きのメリット・デメリット
続いては実際の試合中にどんなポジションでどのように有利になるのかを紹介します
メリットだけでなくデメリットも紹介するので、アドバイスするときの参考にしてくださいね
コートの右側(右サイド)
メリット:ゴールに向かったプレーがしやすい
左足でボールを持ってコートの中央にドリブルすると、相手から遠い場所にボールを置けるのでボールを奪われにくいです
また、そのまま左足でシュートを打てるので得点にもつながりやすいです
ココがポイント
コートの中央、特にゴールの前でのプレーは得点につながりやすく、相手のディフェンスが怖がる!
デメリット:サイドライン近くでのプレー
サイドライン(コートの横の線)の近くのプレーでは右利きの方が有利なことが多いです
パスを左足で止めると相手の近くにボールを置くことになるので取られやすくなってしまいます
また、ゴールライン(ゴールがあるライン)の近くでは左足だとゴール前へのパスが出しにくいです
コートの左側(左サイド)
メリット:サイドラインの近くでのプレー
右サイドのデメリットが左サイドではメリットになります
パスを左足で止めると相手から遠い場所にボールを置けます
また、左サイドのゴールラインの近くでは左利きの方がゴール前へのパスを出しやすいです
デメリット:中に向かったプレーがしにくい
右サイドでは中に向かったプレーが有利でした
しかし、左サイドでは左足で持って中に向かうと相手は狙いやすくなります
シュートも打ちにくいので自らゴールを狙うのは難しいです
左センターバック
メリット:相手が近寄ってきたときに逃げやすい
ディフェンスのパス回しでは「相手にとられないことが第一優先」
常にリスクの低い逃げ道が必要です
左利きが左センターバックをしていると、ピンチの時にサイドにパスをして逃げやすいというメリットがあります
参考になる左利きのスター選手
最後にポジションやプレースタイルごとに参考になる左利きの選手を紹介します
お子さんにどの選手を見せればいいのか分からなかったら、全部見せてみて反応を見るのも良いですよ
日本代表:久保建英
これからの日本サッカー界を背負っていくであろう選手です
1つ1つのプレーが上手くて、アイデアも豊富なのが魅力
日本人なのでニュースになることも多く、参考にしやすいです
ストライカー:モハメド・サラー
背は小さいですが、足が速くてゴールをたくさん取る選手です
右サイドから中央に向けたプレーが得意
お子さんが足が速くて攻撃的なポジションをすることが多いなら参考になりますよ!
ドリブラー:メッシ
誰もが知ってるスーパースターですね
メッシも右サイドから中央に向かったプレーが得意で、特にドリブルとシュートは左利きのお手本
お子さんがドリブルが好きならメッシがおすすめ
パサー:ダビド・シルバ
パスが上手い選手です
左足でのプレーが圧倒的に多く、左利きを極めた選手と言えます
お子さんがパスを出すのが好きならダビド・シルバがおすすめ!
センターバック:アイメリク・ラポルテ
センターバックは左利きの中でも特に重宝されます
ラポルテは一番後ろからパスを出して攻撃に繋げるのが得意です
お子さんがセンターバックをしているならラポルテがおすすめ!
サイドバック:マルセロ
ディフェンスながら積極的に攻撃に参加してゴールに導く選手
ドリブルが得意でサイドバックの概念を覆した存在です
お子さんがサイドのポジションをしていてドリブルが好きならおすすめの選手です
フリーキッカー:中村俊輔
左利きは場所によってフリーキックを任されることも多いです
その代表的な選手が中村俊輔
お子さんがフリーキックを蹴りたがっているなら中村俊輔を参考にしてみるといいですよ!
結論:左利きは貴重な存在だから直さない
左利きはサッカーでも希少価値がある大切な存在です
右利きが多いからと言って無理に直そうとせず、個性を大事に育ててあげましょう
最後にまとめ 左利きのメリット
- 希少価値がある
- 「天才型」が多い
- 相手が左利きに慣れてない
最後までお読みいただきありがとうございました!