ウチの子も伸びるのかな?
そんな悩みを解決します
この記事の内容
・急に伸びる2つの理由
・伸びる子の5つの特徴
・伸びる子を育てるための「かきくけこ」
この記事を書いたひと
結論を言うと少年サッカーでは急に伸びる子が多いです
この記事では小学生の成長が速い理由を信頼できるデータや現役コーチの僕の体験談を踏まえて解説します
子どもの成長を支えるために親がすべきことも紹介するので参考にしてみてください
あなたのサポートのおかげでお子さんが成長し、チームの中心としてサッカーを楽しんでいる姿を想像しながら読んでみてくださいね
それではいきましょう
少年サッカーで急に伸びる2つの理由
少年サッカーで急に伸びる子が多い理由は以下の2つのキーワードにあります
2つのキーワード
- ゴールデンエイジ
- 即座の習得
前提:現代の子どもが置かれている状況
現代の子どもは親世代の方々が子どもだった時に比べて大きく変化しています
お子さんが成長するためにまずは子どもがどんな状況にいるのかを見てみましょう
- ゲーム機やスマートフォンの普及で「遊び」の種類が増えた結果、外遊びが減った
- ボールを使える公園が減り、練習する場所に制限がある
- 熱心に習い事をしてる子と何もしてない子が極端に分かれた
- ハラスメントなどの問題があり、親以外が子どもに対して指導しにくくなった
特に外で遊ぶことが昔に比べて難しくなったことは運動面での子供の成長に大きな影響を及ぼしています
そんななかで子どもの成長を支えるために「ゴールデンエイジ」という言葉が注目され始めました
ゴールデンエイジ
ゴールデンエイジとは5歳~12歳にやってくる一生に一度の大チャンス
プレ・ゴールデンエイジ(5~9歳):神経系が最も発達
ゴールデンエイジ(10~12歳):即座の習得
集中力が高まり運動学習能力が向上し、大人でも難しい難易度の高い動作も即座に覚えることが出来ます。
(中略)
サッカーに必要なあらゆるスキルの獲得に最適な時期
特に運動神経と呼ばれる神経系は小学校卒業までに大人とほとんど同じレベルまで発達
この時期をどのように過ごすかによって将来に到達できるレベルに大きな変化があります
運動神経をよくするには?
ゴールデンエイジには運動神経=体を動かす能力を高める運動を行いましょう
とはいっても、昔は外遊びで自然に身についていました
そのため、「トレーニング」と意気込まずに「遊び」として親子で楽しんでくださいね
鬼ごっこ
鬼ごっこは運動神経を高める超効果的な遊びです
単純な鬼ごっこでもこんなにたくさんの動きを身に付けられます
- 歩く
- 走る
- 飛ぶ
- 避ける(前後左右に細かいステップを踏む)
- 転ぶ→受け身
- 人の動きを見る
- 考えて動く
など
親子2人で出来る鬼ごっこ
ボール遊び
サッカーでボールを使う能力を身につけるためにボールを使って遊びましょう
親子で出来るボール遊び
即座の習得
ゴールデンエイジ本番の10~12歳では見よう見まねで「即座の習得」が可能になります
大人になるとどうしても理論的に考えてしまい、観察→理解→実践→習得という段階を踏むため習得が遅くなってしまいます
しかし、この年代では見て真似をするだけで習得できることが多く、「急に伸びる」というわけです
また、この年代に習得した技術は大人になっても忘れないと言われています
それはまさにゴールデンエイジのうちに習得した能力です!
伸びる子の5つの特徴
4年以上のコーチ経験をもとに感じる「伸びる子の特徴」を5つ紹介します
これが絶対というわけではありませんが、お子さんをサポートする参考にしてみてくださいね
5つの特徴
- サッカーが好き
- 自主練をしている
- 人の話をよく聞く
- まずは自分で考える習慣がある
- 親がしっかりサポートしてくれてる
サッカーが好き
1番大切なポイントはサッカーを「やらされてる感」がないこと
本人が自ら望んでサッカーの練習に来てる方が伸びやすいです
ただ、低学年では自分の意思で決めるというのも難しいことがあるので、親の意思で習わせてみるのもOK
4年生以上になってからは本人の意思を確認するようにしましょう
自らの意思でサッカーをやりたいと望むようになりはじめるのがU-10年代です
自主練をしている
サッカーに触れる時間が長い子ほど成長につながります
他の習い事で忙しいこともあるとおもいますが、1日5分でもいいのでボールに触るようにしましょう
また、自主練だけでなく、サッカーについて考えてる時間も多いほど成長につながります
試合観戦に行ったり、サッカーノートを書いたりしてサッカーを日常に組み込みましょう!
関連記事:リフティングのコツ(子供へのアドバイス方法)
関連記事:サッカーノートの書き方
人の話をよく聞く
練習中に話を集中して聞く子は成長しやすいです
人の話を聞くことはサッカーに限らず重要
普段から人の話の聞き方を教えてあげましょう!
話の聞き方「あいうえお」
- あ…相手を見て
- い…いい姿勢で
- う…うなづきながら
- え…笑顔で
- お…終わりまできく
まずは自分で考える習慣がある
「何のための練習のなのか」や「どんなプレーをすればいいのか」を自分で考えている子も伸びやすいです
考える力を身につけるには普段から考える習慣をつける必要があります
察しの悪い大人を演じよう!
子どもとのコミュニケーションで察しの悪い大人を演じて、子供の言葉を代弁しないようにしましょう!
そうすると考えながらコミュニケーションをとれるようになり、話す力・聞く力が身につきますよ
悪い例
子:お母さん!シューズ
あなた:サッカーシューズね。
試合会場が昨日の雨でぬかるんでるかも知れないからシューズケースが汚れないようにビニール袋も持っていきなさい。
お腹が減ったとき用の軽食も。
全部バックに入れておくね。
良い例
子:お母さん、シューズ
あなた:何のシューズ?
子:サッカーのシューズ!
あなた:なんで必要なの?
子:今日は試合があるんだ!
あなた:そうだったね。シューズだけでいいの?
子:試合の時はいつもお腹がすくから軽食も欲しい!
・・・のように子供が考えて表現できる会話を作ってあげましょう!
親がしっかりサポートしてくれてる
子供の成長のためには親のサポートが必要です
この記事を読んでいるあなたは子どものために行動しようと思っているはずなので、この特徴はクリアですね!
関連記事:上手い子の親の7つの共通点
関連記事:サッカーの左利きは直すべき?
伸びる子を育てるための「かきくけこ」
サッカーに限らず成長する子供を育てるためのキーワード「かきくけこ」
これを意識しながらお子さんと接することで自立した人に成長できるので実践してみてくださいね
かきくけこ
- か:考える
- き:企画する
- く:工夫する
- け:計画する
- こ:行動する
参考:ベネッセ教育情報サイト
か:考える
「どう思う?」のように子供に意見を聞いて、考える習慣をつけましょう!
質問されることで自分の考えを整理できます
自主練した方がいいと思う?それは何で?
き:企画する
「誰とやる?」のように自分で企画して行動に移す流れを体験してもらいましょう!
自主練はいつどこでやる?
く:工夫する
「もっと○○するにはどうしたらいい?」のように工夫を促しましょう!
左足が苦手だけどどんな練習すればいいかな?
け:計画する
物事の順序や方法を考えられるように「どうやって~する」というように聞いてあげましょう!
じゃあその練習はどうやって、何分くらいやるの?
こ:行動する
最後に実践です
「まずは何からする?」というように1歩目の行動を促してあげましょう!
最初は何をする?じゃあそれをやってみよう!
伸びるタイミングは人それぞれ!
だけどゴールデンエイジは重要!
ゴールデンエイジを軸に少年サッカーで急に伸びる理由や伸びる子の特徴を紹介しました
コーチをしていて感じるのは急成長のタイミングは人それぞれだということ
そして成長するタイミングも予測不能です
(「最近頑張ってるな~」という子が急成長することが多い印象)
成長してる他の人と比べすぎずにお子さんの性格や個性と向き合ってサポートしてあげてくださいね
最後までお読みいただきありがとうございました!