この記事で解決できるお悩み
HIITをはじめたら太った
HIITって太る原因になるの?
HIITで痩せるならどうしたらいい?
結論、HIITが原因で太ることはほぼありません。なぜなら、HIITは脂肪燃焼や血糖値コントロールの効果が期待でき、太るどころか痩せるためにピッタリだから。もし太ったと感じるのなら、また別の原因がある可能性が高いです。
この記事では、「HIITをはじめたら太った」と感じる原因を分析していきます。HIITのダイエット効果を高めるポイントも解説するので参考にしてみてください。
HIITが「太った」原因ではない理由
HIITが太る原因になることはほぼありません。HIITは短時間に高強度の運動をすることで、さまざまな効果が得られるトレーニング法です。
HIITの効果
- 脂肪燃焼効果
- 基礎代謝の向上
- 心肺機能の向上
そのため、正しい方法で取り組めていけばダイエットの成果が期待できます。では、なぜ太ったと感じる人がいるのでしょうか。次の段落から解説していきます。
HIITで太ったと感じる原因【4つの仮説】
HIITをはじめてから太ったと感じる原因として4つの仮説を立てました。
- 仮説①:筋肉がついた【太ったと勘違い】
- 仮説②:HIITを言い訳に食べすぎている
- 仮説③:オーバーワーク
- 仮説④:まだはじめたばかり
仮説①:筋肉がついた【太ったと勘違い】
「太った」と感じる理由が「体重の増加」である方はこの説が本命です。
HIITはダンベルトレーニングなどと比べると筋肉増強の効果は低いとされています。しかし、今まで運動をしていなかった人がHIITをすると、ある程度の筋肉がついていくはずです。
では、なぜ筋肉がつくと太ったと感じるのでしょうか。その理由は、筋肉が脂肪よりも重いからです。
お腹の出ている人が、脂肪を燃焼させながら筋肉を付けた場合、減った脂肪よりも筋肉の方が重い可能性があります。その場合、見た目はシュッとしても、体重の数字は増加します。
そのため、本当は筋肉がついて見た目も良くなっているのに、数字だけを見て太ったと感じる方がいるのです。このケースはHIITに限らず、ダイエット全般に言えます。
- ダイエットのために筋トレをはじめる
- 期待して体重を測ってみたら増えていた
- 筋トレは太るんだ。私には合ってない。
- また太っていく
筋肉が増えると基礎代謝(日常でのエネルギー消費量)が高まるので、食べても太りにくい身体になれます。なので、健康的にダイエットをしたいなら、HIITなどの運動は欠かせません。
仮説②:HIITを言い訳に食べすぎている
2つ目の説は、HIITを言い訳に食べすぎているという説です。
- 運動のご褒美にケーキ
- 運動を言い訳に食事のブレーキが効かなくなる
- 必要以上にプロテインを飲んでいる
ダイエットは「運動をしていたら食べてもいい」のではなく、「運動しているからこそ、食事管理をする」のが正しいです。そのため、HIITをはじめてから食事の管理をしていない方は今すぐ記録をはじめましょう。
食事の管理には無料アプリ「あすけん」がおすすめです。写真を撮るだけで簡単に記録できますよ。
仮説③:オーバートレーニング
3つ目の説はオーバーワークです。HIITはかなり厳しいトレーニングなので、毎日やってしまうと身体が慢性的な疲労状態になってしまいます。疲労によって身体や脳の機能が働かなくなった状態をオーバートレーニング症候群といい、さまざまな症状が見えはじめます。
オーバートレーニングの症状
- 疲れやすくなる
- 全身の倦怠感や睡眠障害
- 食欲不振
- 体重の減少
- 集中力の欠如
- 安静時の心拍数や血圧の上昇
- 運動後に安静時の血圧に戻る時間が遅くなるなど
引用:e-ヘルスネット
トレーニングで思うように動かなかったり、ご飯が食べられなかったりすると、HIITの効果を発揮できず太ってしまうかもしれません。また、オーバーワークにより精神的に不安定になることで過食症になってしまう可能性も考えられます。
オーバーワーク症候群は数週間~数ヶ月の休養が必要になるケースがあるので、HIITは必ず休みながら行いましょう。
仮説④:まだはじめたばかり
4つ目は、はじめたばかりで効果がでていないという説です。
人間の身体は水分の占める割合が大きいです。そのため、数日~1週間程度での体重の変動は、水分量によって左右されることがあります。なので、ダイエットは短くても2週間~1ヶ月単位で考えることが大切です。
水分量に影響するもの
- 食事の量
- 尿・便の量 など
HIITをはじめたばかりでまだ効果が出ていない時期の体重変動は、HIITが原因ではなく、水分量が変わっただけかもしれません。そのままもう少し続けてみましょう。
HIITの効果を高めるポイント
ここからはHIITのダイエット効果を高めるコツを紹介します。
- 「ツラい」の半歩先まで頑張る
- 食事を記録する
- 生活習慣を整える
- 休息日を作る
- ①~④をとにかく続ける
「ツラい」の半歩先まで頑張る
HIITはぎりぎりまで追い込んでこそ効果を発揮します。
目安
最大心拍数の80~90%
終わった後に会話ができずクタクタなくらい
そのため、自分がここまで頑張れると思う半歩先をいってみましょう
バーピージャンプ20秒×8セットの場合
- 20秒の中でのジャンプ数を1回増やす
- プッシュアップバーを使う
ただし、初期に追い込みすぎるとすぐに挫折してしまうので要注意。継続できるギリギリのレベルを狙いましょう。
食事を記録する
ダイエットは運動×食事が基本です。毎日の食生活を記録するようにしましょう。
食事を記録するメリット
- 食事の目安量がわかる
- 自分が思っていたよりも制限しなくてよかった
- 思っていたより制限しないとダメだった
- 身体の変化の原因がわかる
- 肌荒れしたときに前日の食事をチェック
- 痩せてきたときに最近の食事をチェック
- ダイエットへの意識が高まる
食事の記録は無料アプリ「あすけん」がおすすめです。写真を撮ったり、商品名で検索したりするだけで、簡単に食事が記録できますよ。カロリー計算や体重管理も超カンタン!
方法③:生活習慣を整える
身体の機能を整え、HIITの効果を最大限に得るためには、健康的な生活習慣が欠かせません。
- 睡眠時間を記録する
- 喫煙を控える
- お酒はほどほどに
とくに睡眠はトレーニングと切り離せない重要なポイントです。
せっかく運動習慣をつけたのですから、その他の生活習慣も改善してみましょう!
方法④:休息日を作る
HIITはとにかくツラいトレーニングなので、必ず休息日を作りましょう。
たとえば・・・
月 | HIIT |
火 | ヨガ |
水 | HIIT |
木 | 休息 |
金 | HIIT |
土 | ヨガ |
日 | 休息 |
- HIIT:週3回
- ヨガなど低強度の運動:週2~3
- 完全休養:週1~2
筋肉は休んでいる間に成長してくれます。心と身体を休ませて次のトレーニングに備えましょう。
方法⑤:①~④をとにかく続ける
ダイエットで重要なのは、続けることです。最初の1ヶ月はとにかく続けることを優先的に考えましょう。
HIITと食事管理を数ヶ月続けていれば、理想の身体に近づいているはずですよ。
関連記事:筋トレを継続するコツ
HIITは太った原因ではない:まとめ
HIITが太る原因になる可能性は極めて低いです。もし太ったと感じるなら、その他の部分に目を向けてみましょう。ダイエットは数字よりも見た目を重視することが大切ですよ。